MAXIBOR
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MAXIBOR
   

概 要 

   

 「MAXIBOR」は、プローブ内の2枚(大・小)の反射リングと水泡の位置を内部CCDカメラが撮影し、その画像から角度および距離を光学的に測定します。(図1参照)このことから本プローブは磁気方位センサを利用していませんので、鉄ケーシング孔内でも使用することができます。
 プローブを孔内に挿入すると、ボーリング孔の曲りに沿ってリングの位置が変化します。一方、プローブが回転した場合でも水泡は常に上方に位置しますので、各地点での画像を繋げることで、孔の曲りを表した図ができます。この間プローブは一定間隔(時間制御)で画像のサンプリングを続けプローブ内メモリに保存されます。(図2参照)孔内へプローブを挿入する前にハンディPCと(時間的)同期を取っていますので、測定点でのタイミングをサンプル(すり合わせ)をすることでデータを抽出することができるわけです。
 データはプローブ内のメモリに保存されるので信号伝送ケーブルがありません。(測定後にデータ回収)付属のハンディPCはプローブの設定およびデータの回収、計算、表示を行います。

図1:反射リングの原理:GIF 10KB 図2:測定概念図:GIF 39KB

※MAXIBORはREFLEX社(スウェーデン)の製品です。


   

特 長 ↑上へ戻る

   
  • 磁気方位センサを利用していませんので、鉄ケーシング孔内でも使用することができます。
  • 測定中は信号伝送ケーブルがありません(プローブのみで自動測定)ので、測定中の煩わしさがありません。
  • 付属の転送ソフト(HCOM)を使ってシリアルポートから他のパソコンにデータの転送をすることができます。
  • 充電式内臓電池によって、約12時間の測定が可能です。
  • 10秒間隔の測定で、6時間程度のデータが内臓メモリへ保存できます。

   

仕 様 ↑上へ戻る

   
■MAXIBOR(孔曲り測定装置)
■システム性能
適用孔径
 46mm以上(孔径が大きくなるとセントライザが必要になります)
プローブ長
 約5mまたは8m(長さを変えるのみで、センサ等の数は同じです)
深度間隔
 1.5mまたは3m
測定時間
 3m間隔で20分程度/100m時(装置によって異なります)
メモリー容量
 256KB
測定可能時間

6秒測定間隔時3時間58分測定可能(約2300サンプル)
10秒測定間隔時6時間以上測定可能

誤 差
 1m/1000m時
使用温度
 −45℃〜+65℃
電 源
 22V Nicd
稼動時間
 約15時間(スタンバイ時)、約12時間(測定動作時)、約36時間(スリープ時)
充電器
 110/220V 50/60Hz
ケース
 164×52×24cm(寸法)、65kg(重量)
■ソフトウェア
 M X
 ハンディPCにインストールされています。MAXIBORのセットアップとコントロールを行います。
MAXI
 パソコンにインストールして、検層結果の表示、解析、プリントアウトを行います。
HCOM
 ハンディPC〜パソコン間の検層データの転送をコントロールします。

●ご注意

水泡を利用しているため完全に鉛直にしてしまうと水泡の位置が正確に定まらないので、完全な鉛直孔(角度±2度未満)もしくは途中の
一部分がこれに類する孔では使用できません。


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