McSEIS-SX48
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McSEIS-SX48
    ●表面波探査の原理    

表面波(レイリー波)の伝播速度は地盤のS波速度構造を反映します。例えば、右図のようにS波速度が層構造を成す場合、波長の短い表面波は最上層のS波速度に近い速度を示しますが、波長の長い表面波は下層の影響も受けた速度になります。このように、表面波には波長によって伝播速度が異なる分散という現象がみられますが、この分散のしかたが地盤のS波速度構造によって決まるので、逆解析するとS波速度構造が求められるわけです。


   

多点測定・CMP解析による高精度表面波探査 ↑上へ戻る

   
測定方法

1つの起振点からの波形を多点で受振する。さらに、起振点を測線に沿って細かく移動させてカケヤ等による起振して多数のデータを収録する。


解析方法

得られたデータセットにCMP処理という水平方向の分解能を向上させるためのデータ処理を行う。

処理したデータから分散曲線を求める。

この分散曲線からS波速度構造の初期モデルを作成し、このモデルについて理論的な分散曲線を計算する。

●2D解析図

理論値と実測値と比較し、より合うようにモデルを修正して再度計算する。これを理論値と実測値の差が十分小さくなるまで繰り返して、S波の速度構造を決定する。


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