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地中の間隙水圧の測定は、沈下・安定の有効応力に基づく解析を行なう上で欠かせません。 本装置は、高精度、高感度、そして長期安定性を有する間隙水圧計です。S&DL間隙水圧計では、S&DLハンディターミナルVer.3.15以上のものを用いて観測データ収録、測定条件の設定などを行ないます。 設置対象地盤は、軟弱な粘性土地盤と、ゆるい砂地盤です。その目安としては、粘性土地盤でN値4以下、あるいはシンウォールサンプリングの可能な地盤、砂地盤ではN値2以下の地盤を対象としています。
1)本器を設置する場合、ロッドレジューサ③と押し込みロッド⑤とを接続する鉛ピン④で固定し、押し込むことにより鉛ピン④が切断し、本器を地中に設置することができます。回収用として使用する場合は、押し込みロッド⑤とロッドレジューサ③が一体となったものをご使用して下さい。 2)間隙水圧計センサ部は、凍結・直射日光による温度変化等に注意してください。
左図は、本器の設置方法を示した図です。 間隙水圧の観測中にポーラスストーンの目詰まりやガスの混入があっては、信頼できるデータを得る上で最も問題になります。 つまり、ポーラスストーンを如実に無垢のままで、ガスの混入することなく設置できるかということになります。運搬中に手で触れたり、挿入時に泥水につかることは好ましくありません。本器は透明プラスチックパイプを用いてこれらの問題をみごとに解決しました。プラスチックパイプはポーラスストーンの保護として、容易に取扱うことができるようにするだけでなく、内部を完全な脱気水で満たしていますので、ガスの混入も排除されます。このプラスチックパイプは、挿入時に孔底ではじめて外されます。