ミニラム
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ミニラム
    ●概 要    

 「ミニラム」は、重さ30kgfのハンマーを35cmの高さから自動落下させ、直径36.6mmのコーンを地中に打ち込み、その打撃回数を求めて、地盤の地耐力を調査する貫入試験装置です。


   

特 長 ↑上へ戻る

   
  • 優れた可搬性
    バケット・サポータ・車輪及びマスト部が分離できます。マスト部は中央部で2つに折りたたむことができ、装置一式をライトバンに積載できます。油圧装置の軽量化をはかり、貫入装置本体には車輪を付け移動しやすくしました。
  • 現場作業の省力化
    ハンマーの打撃作業及び貫入したロッドの引き抜きは、油圧駆動によって自動的に行います。
  • 調査時間の短縮
    装置の設置及び貫入試験に要する時間が短く、効率的な調査を行うことができます。

  • 用  途
  • 河川堤防の構造把握
  • 宅地地盤の支持力調査
  • 鉄道・道路の地盤調査
  • 浅層埋設物調査
  • 液状化の地盤調査

   

仕 様 ↑上へ戻る

   
■ミニラム
落下高
 35cm
コントロールユニット
 作動油15リットル/42kg(重量)
寸法/
重量
自動貫入装置
 50×84×250cm/135kg
ハンマー
 φ16×19cm/30kg
ポンプユニット
 36×59×43cm/44kg
引抜き装置
 φ50×64cm/49kg
ロッド
 φ28mm×1m/4.7kg
先端コーン
 φ36.6mm×69mm/0.45kg
■ミニラムの打撃回数とN値の関係

動的貫入試験機の貫入力は一般に次式で定義されます。

    Rd=(MgH/A)×(N/D’)

  • Rd:貫入力、M:ハンマー重量、H:落下高さ、A:先端コーンの断面積
    g:重力の加速度、D’:所定の貫入深度間隔、N:所定のD’に違する打撃回数

ミニラムは上式を基に同一地盤においてはその打撃回数が標準貫入試験の2倍となるように設計されています。

ミニラムの打撃回数Nmと各深度でのロッドを回転するのに必要なトルクMrを測定することによって、標準貫入試験のN値を次式で求めることができます。

(1)砂地盤では・・・・・N=(1/2)×Nm(右図に示す)

(2)粘性土地盤では、貫入中のロッドの摩擦力を無視できないので

    N=(1/2)×Nm−0.016Mr

ただし、Mr:kg・cmの単位で測定したトルクで求めることができます。

 ■砂質土地盤での比較結果

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