「フルウェーブソニックログ」は、超音波を利用して岩盤のP波、S波伝播速度を連続的に測定する検層法で、特に亀裂や破砕帯などの分布やその性状を把握する上で極めて有用な調査法の1つです。
　今回間発したデジタルテレメトリ方式のウェーブソニックログシステムは、ブローブ内でA／D変換していますので極めてSN比に優れている他、高速通信技術の確立によリアナログシステムと同等以上の検層速度を達成しました。また、2トタンスミッタ、2レシーバ方式の採用により、亀裂の性状等をより詳細に把握することが可能です。
　加えて、デジタル式でありながらフローブ外径は50mm、全長は3600mmと小型ですので、小孔径のボーリング孔にも適用可能です。